特産品「ほしいも」

一般的に「ほしいも」は、蒸したサツマイモを適宜に切って、乾燥させたものです。全国各地で作られていますが、全国に流通する干し芋の9割以上は、茨城県内で生産されています。

しかし、この蒸して干すという干し芋の製法の歴史は、静岡県が起源で、江戸時代に誕生しました。
その後、保存食として、戦場での野戦食として活用されて、全国にこの干し芋の製法は伝わり、1900年台から茨城県那珂湊(現ひたちなか市)での生産が始まったのです。
やがて、農業や漁業従事する人びとの副業として定着化したのです。
またこの地が、サツマイモの生育に適した水はけの良い土壌であったため、「ほしいも」生産は大いに発展していったのです。
今では、茨城県の「ほしいも」の全国シェアはなんと99%にまでのぼるそうです。

関東の八百屋やスーパーなどの店頭に並ぶサツマイモは「ベニアズマ」が圧倒的ですが、「ほしいもの」原料の多くは「玉豊(たまゆたか)」という品種が用いられます。
赤色のベニアズマとは異なり、白っぽい芋ですが、そのまま食べるサツマイモとは違って、ねっとりとした食感があります。他にも「いずみ」や「玉乙女(たまおとめ)」、また「ほしキラリ」といったものもあり、その種類は10種類近くあります。

「ほしいも」には食物繊維がたっぷりと含まれた健康食品でもあります。
生でそのまま食べても良いですが、軽く火であぶると甘みがましてさらに美味しくなります。
焦げ目をつければ、焼き芋の香ばしい風味も生まれます。
保存可能で、美容にも良い「ほしいも」を新しいスイーツとして是非ご家庭に常備して下さい。
日々のおやつにぴったりですよ。